2007年春までに北半球から全ミツバチの4分の1のハチが消えてしまったという現象(蜂群崩壊症候群(CCD))を解明しようと努力していく内容の本を以前ご紹介しましたが・・・
>【書籍】Fruitless Fall ハチは何故大量死したのか
なんと軍科学者と昆虫学者がついに原因を特定したそうです。
>軍科学者と昆虫学者が蜂群崩壊症候群の原因を特定する
なんとタイムリーな(;´Д`)
そもそも蜂群崩壊症候群(CCD)とは、
ミツバチ(セイヨウミツバチ)が「何故か」一夜にして女王蜂と蜂児と大量の蜂蜜を巣箱に残してどっかに行ってしまって、蜂のコロニー自体が崩壊してしまうという現象です。
蜂もその場で死んでるのではなく、どっかに飛んで居なくなっちゃうので分析の為のミツバチを探すのも大変なこともあり原因不明のままでした。(予想は色々ありましたが)
原因不明のままバンバン蜂がいなくなるということで、養蜂家や蜂による受粉が必要な農家への影響も大きく、深刻な問題になっていました。(実はアーモンドなんか蜂居なかったら受粉できなくて終了なんですw)
今回米国国土安全保障省の軍科学者とモンタナ大学の昆虫学者によりCCDの原因がほぼ特定されたそうです。
米国国土安全保障省の生物学的作用物質(?)を調べる機械で調査したところCCDになってしまった蜂には真菌(Nosema ceranae)と無脊椎動物に感染する未知のイリデセント・ウィルス(キラキラしてるのかな??)の痕跡が確認されたそうです。
真菌と未知のウィルスが両方いると100%CCDになるけど、
真菌だけ、ウィルスだけだと必ずしもCCDになるとは限らないそうです。
まだ病原の特定だけなので手放しで喜べる事態ではないですが、
真菌の予防は比較的簡単なんだそうで、養蜂家等々にとって良いニュースであることは間違いないですね。
#ちなみに、なんで死ぬ前にどっか行っちゃうのかはわかってないそうです・・
ハチはなぜ大量死したのか
著者:ローワン・ジェイコブセン
販売元:文藝春秋
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